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学会案内

会長挨拶

 2022年3月13日開催の理事会におきまして,一般社団法人園芸学会の会長(代表理事)に選出されました京都大学大学院農学研究科の田尾龍太郎です.今後2年間,微力ながら,一般社団法人園芸学会の発展に尽くしてまいる所存ですので,どうぞよろしくお願いいたします.

 園芸学会は,園芸に関する研究および技術の進歩を図ることを目的に,1923年に創立され本年で99年となります.その間,2015年には法人化を達成し,現在までに会員数2377名の大きな学会に発展してきました.

 2020年からの2年間は,新型コロナウイルス感染症の蔓延により,毎年開催している春季と秋季の園芸学会大会の対面実施がかなわずオンライン開催となり,会員同士のコミュニケーションが限られました.しかしながら,金山喜則前会長のリーダーシップと会員の皆さまのご協力のもとに,様々な工夫を凝らしたオンラインプログラムを構築し,学会の活性を維持することができました.今期は,アフターコロナの新しい日常を見据えた学会運営を行ってまいりたいと存じますので,会員の皆さまにおかれましては,どうぞご協力のほどお願い申し上げます.

 園芸学会は,来年2023年に創立100周年を迎えますことから,園芸学会発祥の地である東京大学を会場とし,100周年記念式典とアジア園芸学会議(Asian Horticultural Congress; AHC2023)を同時に開催する予定にしています.コロナ禍により,先の見えない状況下で,これらの準備は予定よりも若干遅れておりますが,来夏の開催に向けて急ピッチで準備を進めてまいりたいと思います.

 2026年には,国際園芸学会議(International Horticultural Congress ; IHC2026)の京都国際会館での開催も予定されています.前回の日本での国際園芸学会議(IHC1994)の開催から四半世紀以上の時を経ての開催となります.IHC1994の開催により園芸学会および園芸学会員の国際化が急速に進みましたが,IHC2026を開催することで,より一層の国際化を目指します.加えて,100周年記念事業の一環として,「Horticulture in Japan 2006」を改訂し,2026年までに出版して,世界に向けて日本の園芸の情報を発信します.同時に国際情報発信強化特別委員会を今期も継続して運営し,園芸学会英文誌「The Horticulture Journal」のより一層の国際化に向けて活動していきます.

 園芸学会和文誌「園芸学研究」は,園芸学会大会で発表された後に原著論文として公表されていない生産現場に近い優れた研究成果を,積極的に公開する場として2002年に創刊されました.園芸学会英文誌「The Horticulture Journal」に加えて,「園芸学研究」においても研究成果の情報発信が活発に行われますよう,今後とも会員の皆様のご支援をお願いいたします.

 新型コロナウィルス感染症の発生以来,生活様式と社会情勢は大きく変化しつつあり,乗り越えなければならない課題も山積しています.このような状況の中,会員の皆様の英知を結集して,総合科学である園芸学をさらに発展させ,学術や産業への貢献を通じて広く社会の期待に応えられるよう取り組んで参りたいと思いますので,どうぞよろしくお願い申し上げます.

 また、園芸学分野の研究や教育にご関心をお持ちで本学会に未入会の皆様方には,この機会に是非ご入会いただき,会員としてご活躍いただきますよう重ねてお願い申し上げます.

一般社団法人園芸学会 会長(代表理事)田尾 龍太郎

(2022年3月)

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