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学会案内

会長挨拶

 2024年3月23日に開催された理事会で一般社団法人園芸学会の会長(代表理事)に選出されました近畿大学の細川宗孝です。これからの2年間、園芸学会の発展に向けて必死に走って参りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 2023年には、東京大学の河鰭実之先生が実行委員長としてアジア園芸学会を成功に導かれました。また、2026年には京都大学の田尾龍太郎先生を実行委員長とする国際園芸学会が京都で開催されます。これら2つの国際学会は、園芸学会の歴史に残る大きな挑戦です。国際学会の運営チームと意思疎通ができる風通しの良い理事・幹事の体制を構築し、園芸学会の国際化と国内基盤のさらなる充実を図ってまいります。また、園芸学会は、園芸産業と園芸学のコミュニケーションの場としての機能も果たすべきだと思います。会員の皆様にはご協力をお願いすることも多いですが、団結して園芸学会を盛り上げていきましょう。

 2025年度から会費の値上げを実施することになりました。園芸学会の財務状況は非常に健全です。一方で、黒字化を意識するあまり、新しいことに挑戦しにくい状況にもあります。理事会・幹事会では、園芸学会が進化し続けるための議論を続けております。まず、コロナ禍で私たちが手に入れたのはデジタル技術です。コロナ禍が終わり、デジタル技術をどのように活用していくかは各学協会に問われている課題だと思います。例えば、一般への啓蒙活動、産業界とのつながりなどはまさにデジタル技術の得意とするところではないでしょうか。理事会・幹事会を中心にアイデアを出してゆきたいと思います。次に、2つの学会誌ではそれぞれ新編集委員長を迎え、さらなる活性化を目指すこととなります。「The Horticulture Journal」は確固たる国際的位置づけと学会員へのサービスの拡充をいかに両立させるかが課題です。また、一般的に学会の和文誌には掲載論文が集まりにくい状況ですが、「園芸学研究」には多くの論文が集まっており、貴重な学術データが集積されています。二誌共に厳しい査読によって非常に高いクオリティが維持されております。会員の皆様の成果を大会発表で終わらせてしまうのではなく、二誌への投稿にチャレンジして頂きたいと思います。

 最後に園芸学・園芸学会に対する私の思いを述べさせて頂きます。農学は命を支える一方で、人間の幸福に大きな役割を果たしています。収量や効率だけを追求しても人々の幸せは得られません。園芸学では、命には直接関わらない、一見すると役に立たないものを研究対象にしています。ただ、美味しい果物を食べているときには大きな幸福感に包まれます。野菜は毎日の食事を豊かなものにします。花は言葉では表現しにくい気持ちを代弁してくれます。紛争や戦争が多発している昨今、幸福の追求というのはとても重要なテーマです。農学分野の中で、幸福の追求に最も近い学問分野である私達に課せられた役割はますます大きくなっていると思います。幸福の追求に挑戦する園芸学会にご興味のある方は、ぜひメンバーに加わって頂きたいと思います。メンバーの多様性を拡げ、様々な視点から、人々の幸せを考えられるような学会であり続けられるよう、理事会・幹事会一同努力する所存です。

一般社団法人園芸学会 会長(代表理事) 細川 宗孝

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