学会賞

奨励賞 ブドウの発育への温暖化の影響評価と発育予測モデルの開発に関する研究

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上森 真広(かみもり まさひろ)

略歴
2013年 京都大学大学院 農学研究科 修士課程修了
20132024年 (地独)大阪府立環境農林水産総合研究所 研究員
2023年 農学博士(京都大学大学院 農学研究科)
2024年~ (地独)大阪府立環境農林水産総合研究所 主任研究員

現在に至る

 

近年の温暖化は果樹栽培に大きな影響を及ぼしており,ブドウでは発芽や開花などの発育の早期化が顕在化している.そのため,特定の発育段階をジベレリン処理などの栽培管理の指標としているブドウ栽培において,気象と発育の関係に基づいた発育予測の重要性が増している.さらに,温暖化は今後も続くため,将来の発育の早期化や遅延を予測し,ブドウ栽培の温暖化適応策を策定することが喫緊の課題となっている.受賞者は,ブドウ ‘デラウェア’を対象として,長期観測データを活用し‘デラウェア’の発育に対する温暖化の影響を把握し,気温と発育との関係解析による発育予測モデルを開発した.また,今後の温暖化の影響評価に基づいた温暖化適応策の検討を行った.

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