大野 翔 (おおの しょう)博士(農学) 2011-2013 京都大学大学院農学研究科 博士後期課程 2012-2013 日本学術振興会 特別研究員(DC2) 2013-2024 京都大学大学院農学研究科 助教 2018-2020 英国ウォーリック大学 Visiting Research Fellow 2024- 京都大学大学院農学研究科 准教授 現在に至る
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ダリアは切り花や鉢花,花壇用として用いられる重要な花きである.ダリアは非常に多彩な花色をもち,赤・橙・紫・ピンク・黒・黄・白などに加えて,絞り咲きや,着色部と白色部からなる複色品種も存在する.これらの花色はフラボノイドであるアントシアニン・フラボン・6′-デオキシカルコンの蓄積の有無およびその量で決定される.本研究では,ダリアのアントシアニンの有無や花色の濃淡を決定する遺伝子,6′-デオキシカルコンの有無を決定する遺伝子,そして複色模様形成に関わる分子メカニズムを特定した.これらの知見を活用することで,ダリアの花色育種がさらに発展することが期待される.