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お知らせ

ゲノム編集技術に関するパブリックコメントについて

お知らせ内容:

 環境省ではゲノム編集技術の利用により得られた生物のカルタヘナ法上の整理および取扱い方針に関するパブリックコメントを募集しています

 

 園芸学会は,園芸に関する科学及び技術の進歩を図り,園芸産業及び持続可能な社会の発展に寄与することを目的としています.一方で,世界的な人口増加や環境変動,日本における農業従事者の減少と高齢化など,園芸産業の発展と持続可能な社会の実現に反する深刻な課題が山積しています.これら困難な課題の解決に有効な,より革新的で安全な新しい技術の開発を推進し,新しい技術の有効性と安全性を検証していくことは,健全な生活に資する安全で美味しい食料を安定的に供給することを目指す本会の社会的責務でもあると認識しております.

 農作物の遺伝子を効率よく改変できる最新の技術である「ゲノム編集技術」に関して,環境省は専門委員会を設置してその規制のあり方を審議してきましたが,8月30日にこの技術のうち,得られた生物に細胞外で加工した核酸が含まれない方法による改変により得られた生物に関しては,カルタヘナ法上の遺伝子組み換え生物等に該当しない,すなわち規制対象外とし,その取り扱いとしては,当該生物の使用前に生物多様性影響に係る考察等について主務官庁に情報提供をする方針を決めました.これに対して環境省はパブリックコメントを実施しています.

 あらゆる品種改良は遺伝子の変異に基づいています.従来の品種改良は,偶発性に頼る遺伝子の変異を待ち,膨大な数の個体からの選抜や繰り返しの交雑を必要とするもので,新品種育成までに長い時間と多大な労力を必要としてきました.ゲノム編集による品種改良も同様に遺伝子の変異に基づきますが,目的の変異を正確に,効率よく利用できるところが異なり,迅速な品種改良が可能となります.今回提案されました規制の対象外とするゲノム編集による育種は,外来遺伝子の移入がなく従来の自然変異と区別がつけがたい変異に限られており,環境への影響が従来の品種改良と同等であるとみなせます.

 今回示されたゲノム編集技術の利用により得られた生物のカルタヘナ法上の整理および取扱い方針について,理事会でも検討しました.その結果,一般栽培にあたっては国民の理解が得られるように慎重な議論が必要ですが,環境への影響という観点においては,当方針は妥当であるとの結論にいたりました.本件に関しまして,会員の皆様のお考えをパブリックコメントとして以下のサイトへお寄せ下さい.

 

   環境省パブリックコメントのページ

 

 

 

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