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北村 祐人(きたむら ゆうと)略歴 大阪府出身 博士(農学) 2010年 京都大学大学院農学研究科 修士課程修了 2010年 和歌山県入庁 2012年 和歌山県果樹試験場うめ研究所 研究員 2017年 京都大学大学院農学研究科 博士課程修了 2020年 摂南大学農学部 講師 現在に至る
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ウメの花は2~3月にかけて開花するが,その時期は品種や年度によって極めて多様であり,この開花期のばらつきは,結実に他家受粉を必要とする多くの品種において作況の不安定さを招く要因である.また,近年の温暖化により休眠覚醒時の温度反応性の異なる受粉品種との開花期差の拡大も懸念されている.本研究では,ウメ花芽の遺伝的・生理的な休眠制御要因を明らかにするとともに,開花に必要な温度要求量を温度処理実験等で詳細に数値化した.また,これらの情報をもとにウメ主要品種の開花期予測を試み,将来的な気候変動リスクを評価した.