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久松 完(ひさまつ たもつ)愛媛県出身、博士(農学) 香川大学大学院農学研究科農業生産学専攻(修士課程)修了後 1992年:農林水産省野菜・茶業試験場 研究員 その他: 園芸学会奨励賞(平成16年度)
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キク (栽培ギク:Chrysanthemum morifolium) は,光周性花成の理解に基づく人為的な日長調節技術が最も広く普及している経済品目であり,日本では切り花生産量の約40%を占める最も重要な花き品目である.花き分野では,四季の環境変化の大きい日本におけるキクの安定計画生産の基礎となる冬至芽シュート由来のキクの生活環について,相的発育説の概念を導入し,「ロゼット相」,「幼若相」,「感光相」,「成熟相」と呼称する4つの発育相を提示して概念的に説明してきた(川田ら, 1987).しかし,これら発育相で提示される季節的成長制御機構の植物生理/分子生物学的解明については未踏の領域であった.そこで,多様な品種の環境応答解析とともに二倍体野生種キクタニギク (C. seticuspe) を栽培ギクのモデルに位置づけ,共同研究者と連携して分子遺伝学的解析基盤の構築を推進しつつ,キクの光周性花成制御機構,高温開花遅延の生理機構および温度遭遇履歴で制御される花成制御機構について研究を展開し,季節的成長制御機構の解明を進めた.これらの成果に基づき,効率的なキク電照技術および計画生産技術等の開発に繋げるとともに,花き分野における新たな生育・開花調節技術の開発に指針を与えた