Advertisement
Advertisement

学会案内

会長挨拶

 

園芸学会会長
土井元章

 

2016年3月26日開催の理事会におきまして,一般社団法人園芸学会の会長(代表理事)に選出されました京都大学大学院農学研究科の土井元章です.同日より2年間,会長をお引き受けすることの重責に戸惑いながらも,園芸学会に育てられてきたものとして,一般社団法人園芸学会の発展に微力ながら尽くしたいと思います.

一般社団法人園芸学会は,その前身である園芸学会を継承し,「園芸に関する科学および技術の進歩を図り,園芸産業および持続可能な社会の発展に寄与すること」を目的としています.現在の会員数は2,259名で,日本農学会所属の学会で7番目の規模となっています.一般社団法人園芸学会では,英文誌「The Horticulture Journal」と和文誌「園芸学研究」を年間各4号発刊し,100報あまりの研究成果を国内外に発信しています.また,大会(研究発表会)を春秋の2回開催しております.毎回900名を越える参加者があり,400~500課題の研究発表が行われています.シンポジウムや小集会も多数開催され,活発な活動をしております.本会の目的にご賛同いただける皆様には是非ともご入会のうえご活躍いただきたく,入会案内にてご案内申し上げる次第です.

さて,園芸学会の法人化については歴代の会長のもと種々議論が進められてまいりましたが,柴田道夫前会長の強い意志とリーダーシップにより法人化への道が拓け,2015年1月5日に一般社団法人園芸学会が設立されました.また,任意団体の園芸学会は2015年8月27日をもって解散し,園芸学会の会員ならびに財産は滞りなく一般社団法人園芸学会に引き継がれました.まずはこの法人化に伴う会員の皆様のご理解とご協力に厚くお礼申し上げます.法人設立以降この1年あまり,元役員および幹事が理事会を構成し,元評議員が代議員となるという移行期の体制がとられました.この間2015年7月には代議員選挙がWeb投票により実施され,選出されました88名の会員に2016年1月1日から代議員に就任いただいております.また,代議員の投票により5名の選挙選出理事候補と2名の監事候補が選ばれ,去る3月26日の総会において理事・監事が選任されました.

定款にもありますように,一般社団法人園芸学会では,理事会が運営委員会との連携のもと学会運営を行い,監事がそれを監査し,事業や会計について代議員の皆様の承認を受ける体制となります.この点が任意団体の園芸学会とは一番異なる点でありますが,ホームページなどを通じてできる限り情報を公開し,一般会員の皆様からも広く意見をお伺いして学会運営に反映させたいと思っております.今期はまず新体制を軌道に乗せ,定款や細則に則り安定した学会運営ができるようにすることが一番の課題であると考えております.基本的には幹事の集まりである運営委員会を理事会のもとに設置することで,従来の幹事体制を引き継ぎますが,できるだけ効率的に学会運営ができるよう修正してまいります.

二番目に,国際化の推進についてです.今期は科学研究費補助金による国際情報発進力強化の後半の期間にあたります.一般社団法人園芸学会の発足と同時に英文誌を「The Horticulture Journal」へと改名し,園芸学分野の国際誌としてこれまで以上に情報発信できるよう,種々企画実現に向けた努力をしております.インパクトファクターは本年から集計が始まります.「The Horticulture Journal」としての国際的な認知度を高めアイデンティティーを確立するとともに,海外の読者や投稿が増えるよう一層の努力を払う所存であります.また,一般社団法人園芸学会は9月に中国の成都で開催されますアジア園芸学会議(IHC2016)を共催いたします.会員の皆様の多数の参加をお願い致します.これ以外に国際シンポジウムの開催や会員の積極的な国際交流を促し,ISHSの中での一般社団法人園芸学会のプレゼンスを高める活動に取り組むことが重要と考えます.さらに,次期の科学研究費補助金申請に向けた対応を遅滞なくとれるよう情報収集に努めたいと思っております.

三番目に学会活動の活性化があります.会員の皆様のための学会活動の強化は勿論であり,特に次世代の園芸学を担う若手研究者が活躍できる場を作り出すことが重要であると思っています.一方,園芸学会が一般社団法人となったことで,果たさなければならない社会的な責務も大きくなってまいります.消費税の納税などは当然ですが,一般社会に学会への理解と支援をしてもらえるような活動を活性化させることが必要ではないでしょうか.高校生や大学生といった若い世代に積極的に情報発信していくことも重要です.また,2023年に予定しております園芸学会創立100周年記念事業におきましても,アジア園芸学会議(AHC2023)を同時開催して国際交流を図るとともに,これを機に一般社会に園芸学のひろがりと重要性を理解してもう絶好の機会であるととらえ,その準備に入りたいと考えております.

会員の皆様が一般社団法人園芸学会の会員であることを今以上に誇りに思う園芸学会にしていきたいと存じますので,皆様のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます.

一般社団法人園芸学会 会長(代表理事) 土井 元章

ページの先頭へ